当協会を設立した頃は、起業したいと言う私を「女なのに?」「小さい子どもおるのに?」と、鼻で笑う人がいた時代でした。そこから10年以上を経て、今では女性の起業も認知され、多種多様な施策や事業が女性向けに開催されるようになりました。
また、国連の提唱するSDGs、LGBTq等以前にはなかった多様性や、副業解禁等が当たり前の世の中になってきました。

しかしながら、その中でも、出産や介護等のライフイベントでキャリアを失うのは主に女性であったり、女性活躍推進といいながら女性が社会で働くことで感じる不満は、以前とそれほど変わっていないような気がしています。

働くとは、「楽しい」ことばかりではありません。それが「好き」から始めたことであったとしてもです。「やりたいから始めたのに、なんでこんなにしんどい思いせなあかんのっ?」と思うことは何度もあります。
それでも続けていく先に、次の楽しさがやってきます。そして、また、しんどさもやってきます(笑)
そうやって繰り返していくことで人生のキャリア(=轍)が作られていくのだと私は思っています。
そして、それが次の世代にとっての役立つネタになるのかもしれません。

女性が笑顔で楽しんで続けていける働き方の一つとして、起業や自営業を当協会が勧めているのには、3つの想いがあります。

1.自立した働き方と生き方ができるようになる女性たちを増やしたい
2.理不尽な働き方や要求に対して泣き寝入りをせずにすむ強かな女性を増やしたい
3.働く女性の後ろ姿を見た子どもたちが働けることを楽しみにする社会にしたい

そのために、私達は一人でも多くの女性起業家さんに

「自分のビジネスを通してお客様を応援し、
お客様に喜ばれ、そして自分自身も心底幸せと思え、
その事業をずっと長く続けていく」

そんな経験を手にしていただきたいと思っております。

そのために、当協会は

・時代にあったスキルを学ぶ場を提供
・活躍の機会の創出
・安心して失敗できるような場を用意
・未来を目指して切磋琢磨できる仲間づくりの後押し

をしてまいります。

皆様ご自身のさらなるステージアップを現実化していただくために
当協会は応援し続けます。

(一社)日本フリーランスウーマン協会 
代表理事 長谷川徳子